LANとWAN
LAN(Local Area Network)は、同じ建物内など、限定された狭い範囲のネットワークのこと。
イントラネットは、インターネットで構築された組織内ネットワークのこと。
VLAN(Virtual LAN)は、仮想的にLANを作る技術。
WAN(Wide Area Network)は、本社と支店のような、地理的に離れた場所を広く結んだネットワークのこと。複数のLAN同士を結んでネットワークを作るよ。
広域イーサネットは、通信事業者のWANを利用して、地理的に離れたLAN同士を、ルータを使用せずに接続するもの。
IP-VPNは、地理的に離れたLAN同士を、ルータを使用して接続するもの。
PoE(Power over Ethernet)は、LANケーブルを通して電力を供給する方法。
LANの接続形態
通信機器をLANで接続する形態には、次のようなものがある。
リング状に通信機器を接続する形態。
網の目状に通信機器を接続する形態。
ハブを中心として、放射線状に通信機器を接続する形態。
1本のケーブルに通信機器を接続する形態。
Wi-Fi
無線LANは、LANケーブルの代わりに無線を使い、電波で通信を行う仕組み。
無線の電波が届く範囲は、屋外で500m、屋内で100mくらい。距離が遠くなれば、通信速度も遅くなる。
Wi-FiやBluetoothが無線LANに当たる。
無線LANで利用されている周波数帯には、2.4GHzと5GHzがある。2.4GHzは5GHzより、障害物に強く電波が届きやすいよ。
ESSIDは、無線LANでネットワークを識別するための文字。無線LANを使う時、接続するアクセスポイントをESSIDで識別する。
Wi-Fiに関する次の用語も覚えておこう。
Wi-Fi Direct | Wi-FiアクセスポイントやWi-Fiルータを使わずに、端末同士を直接繋げられるもの。 Wi-FiアクセスポイントやWi-Fiルーターの設定をしなくて済むので、容易に端末を繋ぐことができるよ。 |
メッシュWi-Fi | 網目(メッシュ)のようにネットワークを張り巡らせたもの。 電波の届かない死角をなくし、広くて速い通信を実現する。ネットワークのどこかで障害が発生しても、障害地点を迂回し通信することができるので、信頼性も高いよ。 |
WPS (Wi-Fi Protected Setup) |
Wi-Fiへの接続を簡単に行うための仕組み。 PCやスマホをWi-Fiに接続する時、接続や暗号化の設定がボタンを押すだけで完了するよ。 |
ゲストポート | 来訪者のPCやスマホを、一時的にWi-Fiに接続するもの。 |
アクセスポイントは、Wi-Fiの電波を送受信している機器で、端末とルーターの橋渡し役。
ルータは、LANやWANを接続する機器で、道案内をするもの。最適な経路を判断してデータを送信(ルーティング)するよ。