-
ハードウェア
コンピュータ ディスプレイ 入力装置 プリンタ 文字や画像の読み取り ウェアラブルデバイス サーバー その他用語 コンピュータ コンピュータには次のような種類があるよ。 POINT 01 汎用コンピュータ 事務処理から技術計算までの幅広い用途に利用されているコンビュータのこと。メインフレームともいうよ。 POINT 02 仮想コンピュータ 物理的なコンピュータ上に、仮想的なコンピュータを構築したもの。 POINT 03 スーパーコンピュータ 大量の計算を高速で処理するコンビュータ。地球規模の環境シミュレーシヨンや遺伝子解析などに使われているよ。 POINT 04 マイクロコンピュータ 小さな1枚のチップにCPUの機能を集積したコンピューターのこと。 ディスプレイ ディスプレイには次のような種類があるよ。 LCD(Liquid Crystal Display) 液晶ディスプレイのこと。プロジェクターなどに使用されているよ。 OELD(Organic Electro Luminescence Diode) 有機ELディスプレイのこと。PCやスマホに使用されているよ。 PCのディスプレイは、解像度を1280×1024のように、画面を構成する画素の数で表すよ。 また、SXGA(eXtended Graphics Array)やQVGA(Quarter Video Graphics Array)で解像度を表す場合もあるよ。 入力装置 キーボードは、入力したい文字の書かれたキーを指で押すことで、コンピュータへ入力するもの。 ファンクションキーは、キーボードにF1~F12と書かれているもの。 テンキーは、キーボードの右側にある、0~9までの数字と、四則演算に必要なキーのこと。 光学マウスは、底面の発光器と受光器によって、移動の量、方向、速度を読み取るもの。 タッチパッドは、指を使って盤面上から操作するもの。 タブレット(ディジタイザ)は、ペンを用いて盤面上から操作するもの。
-
システム構成要素
クライアントサーバシステム システム構成 RAID サーバ仮想化 マイグレーション 処理 システムの信頼設計 稼働率 直列システムと並列システム その他用語 クライアントサーバシステム サービスを要求する側(クライアント)と、サービスを提供する側(サーバー)に役割が分かれているシステムのこと。 ユーザーからの要求をクライアントがを受け付けて、サーバが必要な処理を行うよ。 システム構成 システムの構成には、次のような種類がある。 シンプレックスシステム 1つの処理を1つのシステムで行うもの。 デュアルシステム 1つの処理を2つのシステムで行うもの。 同じ処理を2組のシステムで行い、実行結果を照合しながら進める。 このようにすることで、信頼性を高めることができる。 デュプレックスシステム 1つの処理を2つのシステムで行うもの。 主系と待機系を用意して、主系に処理をさせ、待機系は待機させる。 主系に障害が発生して処理ができなくなった場合、切り替えて待機系に処理をさせるよ。 主系が正常に処理をしている間、待機系をどのように待機させるか、3つの方式がある。 方式 詳細 切替え速度 コールドスタンバイ 待機系の電源を切っておく、または別の処理を行わせる方式。障害が発生してから起動または再起動するよ。 遅い ウォームスタンバイ 待機系の電源を一部入れておき、待機中は主系と同期を行う、またはバックアップを取っておく方式。障害発生後に処理を引き継げるようにしておくよ。 中程度 ホットスタンバイ 待機系の電源を入れておき、待機中は主系と同期を行う、同じ設定をしておく方式。障害発生後、直ちに処理を引き継げるようにしておくよ。 速い RAID RAID(Redundant Array of Independent Disk)は、複数のハードディスクを組み合わせて、1つのハードディスクのように扱うもの。高速化や耐障害性の向上といったメリットがあるよ。 RAIDには、次のような種類がある。 RAID0 2台以上のハードディスクに、1つのデータを分割して書き込む。ストライピングともいう。 このようにすることで、データの書き込み速度の向上が見込める。 しかし、ハードディスクが1台でも故障すると、全てのデータが使えなくなるよ。 RAID1 2台以上のハードディスクに、同じデータを並列して書き込む。ミラーリングともいう。 このようにすることで、信頼性の向上が見込める。 いずれかのハードディスクが故障しても、他のハードディスクからデータを読み出せるよ。 RAID5 3台以上のハードディスクに、データを分散して書き込む。 誤りを訂正するパリティも分散して保存する。 1台のハードディスクが故障しても、他のハードディスクにあるデータとパリティから、データを復旧することができるよ。
-
コンピュータ構成要素
コンピュータの構成 CPU GPU コア デバイスドライバ メモリ 光ディスク システムの性能 IoT インターフェース コンピュータの構成 コンピュータは次の5つの装置で構成されている。 入力装置 データをコンピュータに入力する。 制御装置 ハードウェアを制御する。 演算装置 データを計算する。 記憶装置 データを保存する。 出力装置 データを表示する。 実線は制御の流れ、点線はデータの流れを表しているよ。 CPU CPU(Central Processing Unit)は、制御装置と演算装置をまとめた、人間の頭脳のような働きをするもの。 中央処理装置やプロセッサともいうよ。 CPUの性能を表す指標には、ビット数とクロック周波数がある。 CPUには32ビットのものと64ビットのものがあり、64ビットの方が性能が良い。 また、クロック周波数が高いほど性能が良いよ。 クロックは、CPUが処理の同期を取るために周期的に発生させている信号のこと。音楽で使うメトロノームと同じ役割をしていて、命令を実行するタイミングを調整する。 クロック周波数は、1秒間に発生させているクロックの回数のこと。単位はヘルツ(Hz)で、3.20GHzの場合、1秒間に約32億回動作する。 1秒間に実行できる命令数は、クロック周波数を、1命令当たりのクロック数で割ることで求めることができる。 クロック周波数が高いほどCPUの発熱量が増加するので、それに応じた冷却装置が必要になる。 また、CPUの発熱量や消費量を監視し、余裕がある時にクロック周波数を上げて処理能力を向上するターボブーストというものがある。一緒に覚えておこう。 GPU GPU(Graphics Processing Unit)は、三次元グラフィックス画像処理をCPUに代わって高速に処理する演算装置。画像を表示するために必要な計算をする。 動画再生、3D、科学シミュレーションなど、大量の演算が必要な処理で活躍するよ。 コア 演算を行う回路のことを、コアという。 マルチコアプロセッサは、1つのCPUに複数のコアを装備しているもの。 それぞれのコアが別の処理を同時に実行することで、システム全体の処理能力の向上を図る。 マルチコアプロセッサには、次の2つがあるよ。 デュアルコアプロセッサ 2につのコアを持つもの。デュアルコアCPUともいう。 クアッドコアプロセッサ 4つのコアを持つもの。クアッドコアCPUともいうよ。 デュアルコアよりグアッドコアの方が、同時に実行する処理の数を多くできるよ。 デバイスドライバ デバイスドライバ(Device Driver)は、PCに接続されている周辺機器を制御するソフトウェア。 周辺機器の種類は多く、あらかじめ全てのデバイスドライバをOSに搭載しておくことは現実的ではない。 そのため、新しい周辺機器を接続する時に、その周辺機器に対応したデバイスドライバをインストールして、OSに組み込むよ。 キーボードやマウスを扱う際も、デバイスドライバが必要になる。しかし、最初から組み込まれているため、利用者がインストールすることはほぼないよ。 プラグアンドプレイは、PCに周辺機器を接続した時、自動的にデバイスドライバの組み込みや設定が行われるもの。 メモリ メモリは記憶装置のこと。 メモリは、大きく分けるとRAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)になる。 さらに、RAMはDRAM(Dynamic RAM)とSRAM(Static RAM)に分かれる。 ROMは読み取り専用という特徴がある。 主記憶装置とDRAM CPUは処理を行う際、主記憶装置にアクセスして必要なデータを読み出す。 主記憶装置は、CPUが直接読み書きをする記憶装置のこと。CPUが実行するデータが一時的に保存されている。メインメモリともいう。 主記憶装置には、DRAMが用いられている。 DRAMを発展させたものをSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)という。 SDRAMを発展させたものをDDR3 SDRAM、DDR4…
-
アルゴリズムとプログラミング
データ構造 アルゴリズム 探索のアルゴリズム 整列のアルゴリズム その他のアルゴリズム プログラム言語 高水準言語 低水準言語 その他言語 プログラムの実行 プログラム関連の用語 データ構造 データ構造は、データの関係や処理する順番の形式のこと。次のような種類があるよ。 木構造 上から下に枝分かれした階層型のデータ構造。 ツリー構造ともいうよ。 キュー 先に入れたデータから先に取り出すデータ構造。 例えば、ABCの順で入れた場合、ABCの順に取り出すよ。 スタック 後から入れたデータから先に取り出すデータ構造。 例えば、ABCの順で入れた場合、CBAの順で取り出すよ。 また、入れることをPush、出すことをPopというよ。 リスト データ同士を繋げたデータ構造。 次の場所を示すポインタによって、どの位置でもデータの追加や削除ができるよ。 アルゴリズム アルゴリズムは、問題を解決するための手順のこと。アルゴリズムを記述する方法には次のようなものがあるよ。 POINT 01 フローチャート アルゴリズムを可視化した図のこと。 フローチャートの例を見る × POINT 02 擬似言語 アルゴリズムの理解を助けるために使われる、擬似的なプログラミング言語。 擬似言語の例を見る × POINT 03 決定表 起こり得る条件と対応を表にまとめたもの。 決定表の例を見る × 条件に当てはまる場合はY、条件に当てはまらない場合はNになる。 条件に合う対応は×、条件に合わない対応は–になる。 探索のアルゴリズム 探索のアルゴリズムは、大量のデータの中から目的のデータを探し出すアルゴリズムのこと。次のような種類があるよ。 POINT 01 線形探索法 データが整列されていない状態で、先頭から順番に目的のデータと比較し、一致するデータを探していく方法。 線形探索法の例を見る × POINT 02 2分探索法 データが小さい順または大きい順に整列されている状態で、中央にあるデータから、前にあるか後ろにあるかの判断を繰り返して目的のデータを探すよ。 2分探索法の例を見る × POINT 03 ハッシュ法 ハッシュ関数で求めたハッシュ値によって、データの格納位置を探す方法。 ハッシュ関数は、与えられたデータに処理をしてハッシュ値を生成するもの。 元のデータが同じであれば、必ず同じハッシュ値が出力される。 ハッシュ法の例を見る ×
-
基礎理論
2進数 ビット ワイルドカード ベン図 順列 統計 尺度 分析 グラフ 推論 デジタルとアナログ PCM 接頭語 AIに関する用語 2進数 人が使用している数値は10進数だけど、コンピュータは2進数を使用する。2進数は、0と1だけで数値を表す方法のこと。 10進数と2進数の対応 10進数と2進数の対応を表にまとめたよ。 10進数 2進数 0 0 1 1 2 10 3 11 4 100 5 101 6 110 7 111 8 1000 9 1001 10 1010 10進数から2進数への変換 例えば、10進数の「19」を2進数に変換すると「10011」になる。変換は次のように行うよ。 19÷2=9余り1 …⑤ 09÷2=4余り1 …④ 04÷2=2余り0 …③ 02÷2=1余り0 …② 01÷2=0余り1 …① ①から⑤の順に余りを並べると、「10011」になるよ。 2進数の足し算 2進数の足し算は次のように行うよ。 STEP 01 太字の1桁目に注目。1+1=10になる。 STEP 02 太字の2桁目に注目。1+0+0=1になる。 STEP 03 太字の3桁目に注目。0+0=0になる。 STEP 04 太字の4桁目に注目。1+1=10になる。 STEP 05 太字の5桁目に注目。1+1=10になる。 STEP 06 太字の6桁目に注目。1のみで1になる。 0 / 06 ビット ビットは、コンピューターが扱うデータ量の最小単位のこと。…
-
システム監査
監査 システム監査人 システム監査の流れ システム監査技法 レピュテーションリスク 内部統制 監査 監査は、ある対象や活動について監督し検査すること。監査には、次のような種類がある。 POINT 01 会計監査財務諸表が、組織の財産状況を適切に表しているかを評価 POINT 02 業務監査製造や販売など、会計以外の業務全般について遂行状況を評価 POINT 03 情報セキュリティ監査情報セキュリティ対策が適切に運用されているかを評価 POINT 04 システム監査システムの信頼性や安全性、ITガバナンスを総合的に評価 0 / 04 ITガバナンスは、ITへの投資、効果、リスクを継続的に最適化するための組織能力のこと。 システム監査人 システム監査は、システムに関わるリスクに適切に対処しているかを、独立かつ専門的な立場のシステム監査人が評価し、問題点の指摘や改善策の勧告を行うこと。 システム監査人は、行動規範であるシステム監査基準に従って行動する。 また、システムの管理者や利用者は、システム監査人はになることはできない。 関係者をシステム監査人にしてしまうと、利害関係があるために、正しく評価できない可能性があるためだよ。
-
プロジェクトマネジメント
プロジェクト PMBOK リスク対応 スコープ プロジェクトマネジメントで用いる図 開発工数 情報の伝達に必要な経路 プロジェクト プロジェクトに関する次の用語を覚えておこう。 POINT 01 プロジェクト 特定の目的を達成するため、一定の期間だけ行う活動のこと。 明確な始まりと終わりがあり、同じ作業を繰り返すことはないよ。 POINT 02 プロジェクト憲章 プロジェクトを立ち上げる時に作成する、プロジェクトの承認を目的として作成する企画書のこと。 プロジェクトの範囲、目的、参加者、予算、スケジュールを記載するよ。 POINT 03 プロジェクトマネジメント プロジェクトが円滑に進んで成功するように管理すること。 プロジェクトには、スコープ、スケジュール、コストなど様々な制約条件がある。 これらは、何かを優先すると、何かが犠牲になってしまう、トレードオフの関係にある。 プロジェクトマネジメントでは、制約条件を上手く調整することが求められるよ。 POINT 04 プロジェクトマネージャー プロジェクトマネジメントをする管理者のこと。 プロジェクトマネジメント計画書を作成し、それに従ってプロジェクトを運営するよ。 POINT 05 PMO(Project Management Office) プロジェクトのマネジメントを支援する組織のこと。標準化、教育、監視などの役割を担うよ。 POINT 06 ステークホルダ プロジェクトに関わる利害関係者のこと。 例えば、システム化による思恵を受ける人や組織、費用を負担するプロジェクトスポンサー、プロジェクトマネージャー、プロジェクトチームのメンバーなどが挙げられるよ。 PMBOK PMBOK(Project Management Body of Knowledge)は、プロジェクトマネジメントに必要な知識をまとめたもの。 PMBOKでは、次のように知識エリアを分類しているよ。 POINT 01 プロジェクト統合マネジメント プロジェクトマネジメントの各エリアを統合的に管理する。 POINT 02 プロジェクトスコープマネジメント プロジェクトで作成する成果物の範囲を定義する。 POINT 03 プロジェクトスケジュールマネジメント プロジェクトのスケジュールを作成し管理する。 プロジェクトタイムマネジメントともいうよ。 POINT 04 プロジェクトコストマネジメント プロジェクトの予算を作成して管理する。 POINT 05 プロジェクト品質マネジメント 成果物の品質を管理する。 POINT 06 プロジェクト資源マネジメント プロジェクトに参加するチームの育成、プロジェクトで使用する資源の確保など。 プロジェクト人的資源マネジメントともいうよ。 POINT 07 プロジェクトコミュニケーションマネジメント プロジェクトに関わるメンバー間のやり取りを管理をする。 POINT…